ここでいうランダムウォークとは、相場のチャートのことを指しています。
相場で勝つためにはチャートの動きを予測できればいいのですが、これが非常に難しいと。
「ウォール街のランダムウォーカー」という本がありますが、これを読むと「テクニカル分析って結局負けるよね」という結論になります。
これだと面白くないので、なんとかランダムウォークに挑戦できないか。
これが私のEA(エキスパートアドバイザー)制作のきっかけです。
ちなみにEAは主にFXで利用されるので、胡散臭い詐欺まがいのインフルエンサーが「自動売買」という名を声高々に喧伝してイメージが最悪ですが、研究手段として利用するにはよいツールだと思います。
当たり前ですが、作ったものを販売したりするつもりは全くありません。(そもそも利益が取れるEAを作れるのかすらあやしい)
ランダムウォークに挑戦したいというのは、結局「無理だよ」と言われたことに挑戦することと同義に近いのですが、私は昔からそんな「無理」に挑戦することにわくわくする変わった子供でした。
中学生の時に「ギリシャ3大難問」のうち、「角を定規とコンパスだけで三等分することはできない」と知ったとき、夢中になってその方法を探しました。
結果的にできなかったのですが(できないことが証明されていないため当然)、副産物として、線分をコンパスと定規で三等分する方法を見つけました。
これにはドラマがあるのでどこかで紹介したいです。
中学3年の頃には、素数の魅力に取りつかれました。
美しい数学の世界に、なぜか法則性をもたない(ように見える)数列がある。
この素数の規則性を発見したい。
興奮した15歳の私は、DNAの塩基配列A、G、T、Cを2ビットに割り当て(00~11)、人間のDNA塩基配列の規則と素数との関係性を研究したりしました。
結局、これもわかっていません。(リーマン予想は未解決なので当然)
そして、30歳を超えた「少年」は次にランダムウォークに注目したわけです。
実はランダムウォークは大学生の頃から不思議に思っていました。
確かに、チャート自体はだいたいにおいて、ランダムウォークだと思うし、完全なるランダムウォークであるならば、もう勝ち目はないと思われます。例えば、じゃんけんで次に相手が何を出すかは、確率の問題です。
でも、相場は人が作り上げる(実は自動売買システムによって機械的なトレードが大半だったりしますが)ものなので、そこにはやっぱりランダムウォークから抜け落ちている「人間らしさ」があるのではないか。
であれば、「神の見えざる手」に見える完璧なチャートも、人間の手によってその神の手を予測することができるのではないか。
(例えば先ほどのじゃんけんの話だと、「Aさんは最初にパーを出す確率が高い」のような)
そして、私のランダムウォークへの挑戦が始まりました。
4月に異動して、なかなかまとまった時間はとれませんが、ちょっとずつ、自分のアイデアと挑戦の記録を残していこうと思います。
正直結果はどうなるかわかりません。でもその過程で面白いものがみつかるかもしれません。何も見つからないかもしれません。
でもワクワクするのでやってみようと思います。
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