ここでいうランダムウォークとは、相場のチャートのことを指しています。
相場で勝つためにはチャートの動きを予測できればいいのですが、これが非常に難しいと。
「ウォール街のランダムウォーカー」という本がありますが、これを読むと「テクニカル分析って結局負けるよね」という結論になります。
これだと面白くないので、なんとかランダムウォークに挑戦できないか。
これが私のランダムウォーク研究のきっかけです。
ちなみに、FXや自動売買といった分野では、胡散臭い詐欺まがいのインフルエンサーが「自動売買」という名を声高々に喧伝してイメージが最悪ですが、研究対象としては面白い分野だと思います。
言うまでもありませんが、私が作成したシステムを販売するつもりは全くありません。(そもそも利益が取れるシステムを作れるのかすらあやしい)
ランダムウォークに挑戦したいというのは、結局「無理だよ」と言われたことに挑戦することと同義に近いのですが、私は昔からそんな「無理」に挑戦することになぜか異常にわくわくする変わった性格でした。
中学生の時に数学の授業中に、先生が雑談の中で、「ギリシャ3大難問」を紹介してくれました。
この3大難問のうち、「角を定規とコンパスだけで三等分することはできない」と言われたとき、「いや、絶対にできるはずだ」と、夢中になってその方法を探しました。
ようするに、アマノジャクなのかもしれません。
結果的に上の三等分はできなかったのですが(できないことが証明されていないため当然ではあるが)、副産物として、線分をコンパスと定規で三等分する方法を見つけました。
これには後々、人生を左右するドラマにつながるのでどこかで紹介したいです。
中学3年の頃には、素数の魅力に取りつかれました。
素数とは、2,3,5,7,11,13、、、といった数のことで、教科書的には「1より大きい整数で、1とその数自身以外では割り切れない数」と表現されます。
この素数は、数列(法則)がみつかっていません。
美しい数学の世界に、なぜか法則性をもたない(ように見える)数列がある。
この素数の規則性を発見したい。
興奮した15歳の私は、DNAの塩基配列A(アデニン)、G(グアニン)、C(シトシン)、T(チミンを00,01,10,11(2ビットに割り当て(00~11)、人間のDNA塩基配列の規則と素数との関係性を研究したりしました。
結局、これも結論はでませんでした。(リーマン予想は未解決なので当然)
そして、30歳を超えた「少年」は次にランダムウォークに注目したわけです。
実はランダムウォークは大学生の頃から不思議に思っていました。
冒頭に述べたように、確かにチャート自体はだいたいにおいて、ランダムウォークだと思います。そして、完全なるランダムウォークであるならば、法則性はなく、勝ち目はありません。じゃんけんで勝つ法則がないのと同じです。
しかし、相場は人が作り上げる(実際は60%ほどが機械的なトレードと言われます)ものなので、そこにはランダムウォークが当てはまらない「人間らしさ」があるのではないかと思います。
例えば、いきなりとっさに「じゃんけんぽい!」と、じゃんけんを仕掛けると、人はパーを出す確率が高いようです。これは実体験ともだいたい整合します。
であれば、「神の見えざる手」に見える完璧なチャートも、人間の手によってその神の手を部分的には予測することができるのではないかと思いました。
そして、私のランダムウォークへの挑戦が始まりました。
4月に異動して、なかなかまとまった時間はとれませんが、ちょっとずつ、自分のアイデアと挑戦の記録を残していこうと思います。
正直結果はどうなるかわかりません。
結果的に相場で勝てるかどうかは重要ではなく(もちろん勝てれば嬉しい)、不可能に挑戦すること自体がワクワクします。
次回からのんびり書き続けます。
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