史跡巡り

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天狗党を巡る旅 第5弾|水戸に残る「長岡原刑場跡」と市川弘美の最期

これまで天狗党に関係する水戸の史跡を巡ってきました。天狗党は幕末に尊王攘夷を掲げ、水戸から京都へ向けて西へ進軍しました。目的は、一橋慶喜(徳川慶喜)に直訴し、自分たちの主張を正当に聞き届けてもらうことでした。ただし一行は京都には届かず、北陸...
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天狗党を巡る旅 第4弾|水戸の処刑場― 天狗党隊士たちが処刑された地「吉田境橋行刑場」

これまで天狗党隊士や家族らが処刑された地を巡ってきました。尊王攘夷を掲げ、京都の一橋慶喜に直談判すべく、1000kmを超える道のりを踏破した挙句に処刑された幕末の哀しき志士たちーー。その壮絶な最後の痕跡は、水戸の各地に今も残されています。今...
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天狗党を巡る旅 第3弾|水戸の処刑場 ― 天狗党隊士たちが処刑された地「渋井の土壇場」「吉沼磔刑場」

幕末に尊王攘夷を訴えて京都まで進軍し、最後には福井県敦賀市で353人もの隊士が処刑された天狗党。天狗党のふるさと水戸市にある天狗党関係の史跡を調べたところ、出てくるのは処刑場ばかり。幕末に水戸藩で吹き荒れた天狗党を巡る一連の出来事がいかに凄...
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天狗党を巡る旅 第2弾|赤沼牢屋敷跡 ― 天狗党の家族らが処刑された場所

茨城県水戸市。閑静な住宅街の一角に、ひっそりと石碑と説明板が立っています。ここはかつて「赤沼牢屋敷」と呼ばれた場所。幕末、水戸藩の尊王攘夷派「天狗党」の志士たちの家族が収容され、非業の最期を遂げた地です。牢屋敷と聞くと、現代の牢屋のようなも...
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龍馬を巡る旅 第15弾|長州藩蔵屋敷跡 ―― 倒幕の志を支えた経済拠点

大阪・土佐堀。ビジネス街の一角に、静かに佇む石碑があります。そこはかつて、幕末の動乱を陰で支えた「長州藩蔵屋敷」の跡地。坂本龍馬と縁が深い薩摩藩とともに、長州藩もまた倒幕の中心勢力となりました。その活動を可能にしたのが、実はこうした「蔵屋敷...
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龍馬を巡る旅 第14弾|薩摩藩蔵屋敷跡 ―― 龍馬たちをかくまった地

大阪・土佐堀。高層ビルとオフィス街が立ち並ぶ都会の真ん中に、ひっそりと「薩摩藩蔵屋敷跡」を示す石碑が建っています。ここは江戸時代、薩摩藩が大坂に設けた広大な蔵屋敷の跡地であり、薩摩藩邸であります。幕末、勝海舟の神戸軍艦操練所が廃止された後、...
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龍馬を巡る旅 第13弾|海援隊の大坂支店「薩万」 ―― 商都に刻まれた志士たちの足跡

大阪・中之島。淀屋橋から堂島川に沿って歩くと、近代的なオフィスビルが立ち並ぶ都会的な景観の中に、幕末の歴史を秘めた一角があります。ここにかつて坂本龍馬率いる海援隊の大坂支店「薩万(さつまん)」が置かれていました。薩万――この名前は、豪商「薩...
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龍馬を巡る旅 第12弾|霊山歴史館 ―― 幕末維新を体感する博物館

京都・東山。高台寺や八坂神社から坂をのぼった先に、「霊山歴史館」があります。正式名称は「幕末維新ミュージアム 霊山歴史館」。坂本龍馬や新選組、西郷隆盛、高杉晋作といった幕末の志士たちの資料を数多く展示する、日本で唯一の博物館です。これまで「...
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龍馬を巡る旅 第11弾|池田屋騒動 擬宝珠刀傷跡 ―― 幕末最大の奇襲の記憶

京都・三条大橋。鴨川に架かるこの橋の西詰に、ひときわ歴史の重みを感じさせる場所があります。親柱の擬宝珠(ぎぼし)の表面に残る、二筋の深い傷跡。これは、幕末最大の奇襲戦「池田屋騒動」で新選組の刀によって刻まれたものと伝えられています。観光客が...
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龍馬を巡る旅 第10弾|龍馬坂 ―― 霊山へと続く石段の道

京都・東山。ねねの道や二年坂、八坂の塔といった観光名所のすぐそばにありながら、一歩足を踏み入れるとひっそりとした空気に包まれる坂道があります。その名は「龍馬坂」。坂本龍馬と中岡慎太郎の墓がある霊山護国神社へと続くこの道は、幕末ファンなら必ず...